疲れやすい
「以前より疲れが抜けない」「しっかり寝ても朝から体が重い」「ちょっとしたことでぐったりする」
こうした慢性的な疲労感がある方、それは年齢や忙しさだけの問題ではないかもしれません。
実は、甲状腺の病気が原因で疲れやすくなっているケースは少なくありません。
私たち「かけい内科 糖と甲状腺のクリニック」では、甲状腺疾患に特化した専門診療を行っており、「疲れやすい」というあいまいな症状にも丁寧に向き合います。
疲れやすいとは?
疲れやすさは、医学的には「全身倦怠感」「易疲労感」とも呼ばれます。
本人にしか分からない主観的な症状ではありますが、日常生活に支障が出るような状態であれば、何かしらの体の異常が背景にある可能性があります。
疲れの感じ方は人それぞれですが、以下のような声がよく聞かれます。
-
以前はできていたことが、すぐにしんどく感じる
-
ぐっすり眠っても疲れが取れない
-
だるさが一日中続く
-
体を動かすとすぐ横になりたくなる
疲れやすさの原因
疲れやすさの背景には、体の機能やホルモンバランスの乱れ、精神的ストレスなどさまざまな要因があります。
主な原因は以下の通りです。
-
甲状腺の機能異常(低下・亢進)
-
貧血(鉄分不足など)
-
糖尿病・血糖値の乱れ
-
慢性疲労症候群
-
うつ病・不安障害などの精神的な要因
-
更年期障害(ホルモンの変化)
-
睡眠障害・無呼吸症候群
-
感染症や慢性炎症
-
栄養不足や偏った食生活
特に甲状腺ホルモンは、体全体のエネルギー代謝を調整する働きがあるため、疲労感と深く関わっています。
考えられる疾患
「疲れやすい」症状の背景にある可能性のある疾患は、以下のようなものがあります。
-
甲状腺機能低下症(橋本病など)
-
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
-
鉄欠乏性貧血
-
糖尿病・血糖コントロール不良
-
慢性疲労症候群
-
うつ病・適応障害
-
睡眠時無呼吸症候群
-
更年期障害
-
心不全や心疾患
甲状腺と「疲れやすさ」の関係
甲状腺は、体の代謝やエネルギーを調整するホルモンを分泌する大切な臓器です。
この甲状腺ホルモンの分泌量が多すぎても少なすぎても、「疲れやすさ」として症状が現れます。
甲状腺機能低下症(橋本病など)の場合
-
体全体の代謝が落ち、だるさ・冷え・無気力・体重増加などがみられます
-
睡眠時間を十分取っても、日中に眠くなることもあります
-
脳の働きも鈍くなり、集中力の低下や物忘れも出てきます
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の場合
-
代謝が過剰になり、疲れやすくなる・心拍が早い・体重減少・イライラなどがみられます
-
筋肉が分解されやすくなり、筋力の低下による疲労感が出ることもあります
検査と治療について
主な検査項目
-
甲状腺ホルモン(TSH・FT4・FT3)
-
甲状腺自己抗体(TPOAb・TGAb・TRAb)
-
甲状腺エコー
-
血算(貧血の有無)
-
血糖(糖尿病の評価)
-
睡眠の質や精神的な評価
治療の流れ
-
甲状腺機能低下症が原因
→ 甲状腺ホルモンを補う治療(レボチロキシン)により、数週間で症状が改善することも多いです -
甲状腺機能亢進症が原因
→ 抗甲状腺薬(メルカゾールなど)や必要に応じて放射線治療・手術を検討します -
他の疾患が関与している場合
→ 状況に応じて、糖尿病内科・精神科・婦人科・睡眠外来などと連携しながら治療します
疲れやすさについてのよくある質問
Q1. 年齢とともに疲れやすくなるのは仕方ないのでしょうか?
A1. 年齢の影響もありますが、甲状腺や貧血、糖尿病などの病気が隠れていることもあるため、気になるときは検査をおすすめします。
Q2. 甲状腺の病気は女性に多いと聞きました。疲れやすさとも関係ありますか?
A2. はい。特に女性に多い橋本病(甲状腺機能低下症)は、疲れやすさの大きな原因となります。
Q3. バセドウ病でも疲れやすくなるのですか?
A3. はい。過剰な代謝で体力を消耗しやすく、筋力も落ちやすいため、意外と疲労感が強くなることがあります。
院長より
「寝ても疲れが取れない」「朝からだるくて動けない」
そんな悩みを抱えながらも、「年のせいかも」「忙しいから仕方ない」と我慢している方が多くいらっしゃいます。
しかし、実際には甲状腺ホルモンの異常によるものだったというケースも少なくありません。
当院では、甲状腺専門医としての知識と経験を活かして、「なんとなく不調」の正体を一緒に見つけていく診療を行っています。
どうぞ、気軽にご相談ください。
東浦和駅から徒歩2分、予約制でお待たせしない体制も整えています。
