動悸
「急に心臓がドキドキしてきた」「安静にしていても胸がバクバクする」「脈が速くて息苦しい」
このような動悸の症状は、緊張や不安など一時的なものもありますが、甲状腺の病気が原因であることもあります。
特にバセドウ病など甲状腺ホルモンが過剰になる病気では、心臓に負担がかかり、動悸や頻脈(脈が速い状態)を引き起こします。
私たち「かけい内科 糖と甲状腺のクリニック」では、甲状腺疾患を専門的に診療しています。動悸が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
動悸とは?
動悸(どうき)とは、自分の心臓の鼓動を強く、または速く感じる状態のことを言います。
通常、心臓の拍動は無意識に行われていますが、何らかの理由で心拍数が上がったり、不整脈が生じることで動悸として自覚されます。
動悸の感じ方は人それぞれで、以下のような表現がよくあります。
-
「ドクドク」「バクバク」と胸が鳴る感じ
-
胸の内側がザワザワするような不安感
-
横になっていても脈が速く、眠れない
-
胸が苦しく息がしづらい
動悸の原因
動悸の原因は多岐にわたりますが、大きく分けると以下のようになります。
-
心臓の問題(不整脈、心房細動など)
-
ホルモンバランスの異常(甲状腺ホルモンなど)
-
貧血や発熱、脱水など代謝の異常
-
ストレスや自律神経の乱れ
-
薬の副作用(カフェイン、気管支拡張薬など)
なかでも、甲状腺ホルモンの過剰分泌による動悸は、治療によって改善が期待できるため、早期の診断が重要です。
考えられる疾患
動悸があるときに考えられる主な疾患には以下のようなものがあります。
-
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
-
心房細動や上室性頻拍などの不整脈
-
貧血(鉄欠乏性貧血など)
-
パニック障害・不安障害
-
更年期障害
-
低血糖(インスリン過剰や糖尿病治療中)
-
発熱・感染症(風邪・インフルエンザなど)
-
脱水・電解質異常
-
カフェインや甲状腺薬などによる薬剤性頻脈
-
褐色細胞腫(稀なホルモン産生腫瘍)
甲状腺と動悸の関係
甲状腺は、体の代謝やエネルギー調整に深く関わっているホルモンを出す臓器です。
バセドウ病などで甲状腺ホルモンが過剰になると、心臓の拍動が速くなり、動悸や息切れ、頻脈を起こします。
特徴的な症状としては、
-
安静時でも脈が速い(100回/分以上)
-
胸がバクバクして眠れない
-
動いたときに強く動悸を感じる
-
手の震えやイライラもある
-
暑がりで汗をかきやすい
こうした症状が重なる場合、甲状腺機能亢進症の可能性が高いため、血液検査でのホルモン評価をおすすめします。
検査と治療について
主な検査内容
-
甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)
-
甲状腺自己抗体(TRAbなど)
-
甲状腺エコー(腫れ・血流を見る)
-
心電図(不整脈の評価)
-
血算(貧血の有無)
-
血糖値や電解質バランスのチェック
治療の方向性
-
甲状腺機能亢進症が原因の場合
抗甲状腺薬(メルカゾールなど)によりホルモン分泌を抑えることで、動悸の改善が期待できます。 -
心疾患や不整脈が原因の場合
循環器専門医と連携し、心電図や心エコーによる精査と治療を行います。 -
その他の原因
貧血や不安障害、更年期症状などの評価と治療を行い、症状を軽減します。
動悸についてのよくある質問
Q1. 夜中に目が覚めるほど心臓がドキドキするのは、ストレスのせいですか?
A1. ストレスや自律神経の影響もありますが、甲状腺ホルモン異常の可能性もあるため、検査をおすすめします。
Q2. 甲状腺の病気で動悸がすることは多いですか?
A2. はい。バセドウ病では動悸や頻脈がよくみられる症状で、治療により多くは改善します。
Q3. 動悸と一緒に汗や体重減少もあるのですが?
A3. 甲状腺機能亢進症によく見られる組み合わせです。血液検査とエコー検査で詳しく調べることができます。
院長より
「ドキドキが止まらない」「最近、動悸が増えた気がする」
そんなお悩みをお持ちの方、それは甲状腺の不調が原因かもしれません。
特にバセドウ病は、動悸や頻脈、手の震え、体重減少などがセットで現れることが多く、正しく診断すれば治療で改善が可能な病気です。
私たち「かけい内科 糖と甲状腺のクリニック」は、甲状腺専門の診療体制と院内検査機器を整えており、迅速な診断と治療に対応しています。
東浦和駅から徒歩2分、動悸のご相談もお気軽にどうぞ。
